2015年08月06日

和製ジュエル・キャタピラー

毎日暑い日が続きますね。
先週末、大阪と和歌山へ行ってきましたが、
もはや「暑い」ではなく「ひどい」というほどの暑さでした。

東京も暑いのですが、大阪よりは幾分マシに感じます。
東京は緑地が比較的多い都市です。
やはり、緑地があるとないとでは結構違うものですね。

さて、いつものように森を巡回していると、小さな緑色の虫を
見つけました。柵の上にぽつんといたそれは、アカイラガの幼虫でした。
「世界の美しい透明な生き物」(エクスナレッジ)で透明イモムシ
通称「ジュエル・キャタピラー」に関わった私は、アカイラガを「和製ジュエル・キャタピラー」と位置づけていて、
いつか編集するかもしれない透明本第2弾のために、良い写真を撮影しておくべしと考え、採集しました。
ピンセットでジュエルをつまみ、食草のコナラと一緒に変形菌の採集箱に放り込みました。
翌朝撮影し、リリースするつもりでした。

編集室に着き、編集会議を終えた後、同僚に見せようと変形菌採集箱を空けると、ジュエルは採集箱の天井側に移動していました。
箱とフタの間にはさまるといけないので、移動させようとピンセットでつまんで引っ張ると、ジュエルの体がもげました(汗)
(しまった!そんなに力入れてないのに……)私は動揺しましたが、
同僚が冷静に見ると、もげたのはグミのような質感の、毒毛のある突起の部分。本体は無事でした。
ASP150805_R0025316.jpg
命に別状がなくて良かったのですが、もはや被写体としてはうまくありません。
丸裸にしてしまった感じです(汗)
すぐに逃がそうかと思いましたが、突起が再生すれば、またジュエル・キャタピラーに戻れます。
同僚たちも嬉々として観察しているし、突起が再生するまで飼育してみることにしました。
R0025319.jpg
「再生するまで、どれくらいかかるんだろう」
「脱皮しないと再生しないでしょ」。
編集室に新たな生きものが増え、同僚は皆喜んでいます。

翌日…
クリの葉を入れてあげると、もりもり食べ始めました。
「この調子でぐんぐん育って再生だ」
R0025315.jpg

さらに翌日…
「うん?昨日と形が違う?」
そういえば、何か水滴がついているように見えます。
突起が増えたような気がします。
R0025318.jpg
「脱皮しなくても再生するのか」
「そんなことあるのかなぁ」
「質感が変わっただけでは」
「まゆも見たい」
わいわい盛り上がりながら、しばらくジュエルを飼育し、
成長の過程を観察することに決めました。
編集室に新たな生きものが1匹増えました。

ジョー
All photos by Aki

posted by 染井六 at 14:54| 東京 ☀| Comment(0) | 昆虫 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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