2015年03月12日

鳥の動きから感じる季節

朝晩は冷えますが、日中はあたたかになりました。
春の日ざしが心地よいですね。
野に花が増え、芽吹きのときを迎えます。

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街や公園を歩いていて感じる芳香は、ジンチョウゲの花の香り。
レモンライムのよう、という安っぽい表現しかできない私は、
ソムリエ講座でも受講しないといけませんね。
ジンチョウゲは、三大芳香花の1つで春の芳香花。
ほかの2つは、初夏のクチナシと秋のキンモクセイです。

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コブシの花が開花していました。
まだまだ冬芽が多いのですが、花が増えてくるのが楽しみです。

スケジュールに忠実な花は、季節をわかりやすく
示してくれますが、鳥たちだって春を告げています。

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ハシブトガラスが木の枝を折り取っています。
もちろん、巣材として使うためですね。
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こちらはシュロの繊維をくわえて運んでいます。
柔らかい素材なので、巣の内部に使うのでしょう。
運んでいった先に巣を見つけましたが、私の毎朝の
通り道の真上です。そのうち、どつかれるかな。

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ここには、エナガが巣をつくっていました。
私のグループでは、今季から巣の観察を自粛することを
呼びかけています。人がじーっと観察していると、
その人をカラス類が観察し、鳥の巣の存在に気づきます。
そして、卵やひなが襲われることになります。
カラス類はとてもお利口さんなのです。

カラス類が小鳥の巣を見つけ、襲って卵やひなを
捕食することは自然淘汰ですので、それはそういうものです。
しかし、人が巣の存在を知らせてしまった結果、
襲われるのは自然淘汰とはいえません。好ましくないことです。
自然観察は、こういうところまで気を配る必要があるのです。

このように、身の周りの鳥たちが子育てを始める様子から、
春を感じます。鳥たちはなぜ、春に子育てを始めるのでしょう。

それは大ざっぱにいえば、春になると昆虫が出てくるからです。
昆虫は、ひなが育つのに必要な動物性たんぱく質が豊富です。
では、なぜ春になると昆虫が出てくるか。これは考えてみて下さい。

ウグイスの初鳴き、もうお聴きになりましたか。
鳥のさえずりもまた、春を告げてくれますね。

ルリビタキとトラツグミがぐぜっていました。
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ルリビタキ
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トラツグミ

ぐぜりは、つぶやくようなさえずりのこと。
よく、ウグイスの下手なさえずりを「まだ練習中」と
評しますが、それもぐぜりの一つです。

ルリビタキもトラツグミも、子育てをする場所へ
ほどなく旅立つことでしょう。ぐぜりはそのしるしなのです。

花だけでなく鳥もまた、季節を示してくれます。

ジョー


posted by 染井六 at 12:38| 東京 ☀| Comment(0) | 野鳥 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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