2013年09月12日

井の頭の合戦

ジョーです。やっと朝晩涼しくなってきましたね。
野鳥の秋の渡りのシーズンを迎え、私は井の頭公園での朝のフィールドワークを粘菌生活から夏鳥探しにシフトしました。そんな折に井の頭公園で連日繰り広げられている戦の話を耳に挟み、早速、合戦が行なわれているという井の頭池の畔に観に行ってみました。

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情報通り、戦は行なわれていました。しかも、激しい闘いです。
そう、キイロスズメバチ(以下、スズメバチ)がニホンミツバチ(以下、ミツバチ)の巣を襲いにかかっているのです。攻撃性が強く、戦闘能力の高いスズメバチにとって、ミツバチなど相手にもなりません。ひとたまりもなく全滅してしまうだろう……そう考えるのが普通です。ところが……

ミツバチには戦略がありました。陣形を整え、スズメバチが近づくと皆で一斉に翅を動かし振るわせて威嚇します。それは、まるで一つの大きな生き物が動いているかのようです。その動きに見とれながら、こんな映画があったなと思いました。そう、ギリシャ時代、ローマ時代の闘いを描いた映画がありました。兵士たちが陣形を整え、全員が一斉に盾を使い、一つの大きな盾を形成するようなシーンを思い出します。これはスゴい!攻撃側のスズメバチも迂闊に手が出せませんが、黙って指をくわえているスズメバチ軍団ではありません。兵員を増強してきました。


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スズメバチ側は3匹、4匹と次第に兵力を増やしてきました。これは時間の問題か……ところがそうではありません。ミツバチ軍は怖れずに陣形を整えて威嚇を続けています。来るなら来いという気迫が動きに出ていて、スズメバチは手が出せません。そう、実はミツバチ軍には驚愕の戦法があるのです。

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戦場を見回すと、累々と転がっている死体はミツバチではなく、スズメバチです。守備側のミツバチ軍も少しずつ数を減らしていますが、攻撃側のスズメバチも多くの犠牲を出しているのです。ミツバチ軍はどうやって、戦闘力の高いスズメバチをやっつけているのでしょうか。

ミツバチ軍の驚愕の戦法とは、スズメバチを焼き殺すことです。陣地に侵入してきたスズメバチに集団で一斉に取り付き覆ってしまい、スズメバチの体温を上げることで「焼き殺す」のです。一匹一匹は非力でも、皆が一致団結することで大きな力を発揮するんですね。ミツバチたちはいつどこで、この戦法を編み出したのでしょう。不思議です。

私はスズメバチ焼き殺し殺法の様子も撮影したかったのですが、攻めあぐねて苛立っているスズメバチ同士が小競り合いしている様子などを何回か見ている内に、服装が黒系だということが気になって来て(汗)とばっちりを受けない内に、戦場を離れることにしました。

次回は白い服装で観戦します。今後も井の頭の合戦から目が離せません。ジョー
posted by 染井六 at 16:35| 東京 ☀| Comment(0) | 生き物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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