2013年07月18日

トンネルで生活する生きもの

少し早めの夏休みで、久しぶりに北海道へ。
10年ぶりにトンネルで生活する生きものに会いに行きました。

トンネルで生活する生きもの……皆さんなら何を想像しますか。蟻……わざわざ北海道まで行かないでしょうね。蟻好きが北海道の希少種を観に行った?いえいえ、私そこまで蟻好きではありません。
あ!わかった!!モグラ!!!……いやいや、やはりわざわざ北海道まで観に行かなくても、身近にいますよね。でも、哺乳類というのは合っています。そして土のトンネルではなく、岩のトンネルなんです。さて、答えは……
ナキウサギ1

そう、ナキウサギです!なんとも愛嬌たっぷりの動物です。名前にウサギとつきますが、その姿は一見ネズミのようにも見えます。でも、ウサギ目ナキウサギ属の動物で、れっきとしたウサギの仲間なのです。
ナキウサギは北海道の亜高山帯のガレ場(岩が転がっている環境)に生息しています。岩の下に隠れながら、岩の隙間のトンネルを移動し、たまに岩の上など地表に現れて周囲の植物を食べます。その動きは、のそのそのそという感じで、お世辞にも俊敏とはいえません。
ナキウサギ2
この可愛らしいぽっちゃり短足体型を見ると、のそのそのそにも納得です。丸々として美味しそうだし、これではすぐに天敵に襲われて食べられてしまいそうですが、彼らはどうやって身を守っているのでしょう。そう……

岩の下に逃げ込むべし!

彼らが身を守る術は、その一手しかないのです。
ノウサギやユキウサギのように遠くの天敵を素早く察知する大きな耳も、素早く逃げることのできる強靭な脚力も持たず動きが緩慢なナキウサギは、ガレ場の環境を離れれば、ほどなくキツネやクロテン、猛禽類などの天敵に捕食されてしまうことでしょう。
進化を止めてガレ場に頼って生きて来たのか、近縁種に進化したもののガレ場を頼ることで元の種も生き延びて来たのか、定かではありませんが、この愛嬌たっぷりの動物がガレ場から離れられないことは間違いありません。
イソツツジ
この種の存続のためにはガレ場が不可欠。イソツツジの咲き乱れるガレ場で北の涼しい風を受けながら、環境の多様性もとても重要なのだと、再認識しました。
ジョー


posted by 染井六 at 14:12| 東京 ☀| Comment(1) | 生き物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
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Posted by lucyusan at 2013年07月21日 09:45
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