磯のつづきです。

生まれて初めて、生きているタカラガイを見つけました。
セラミックのような滑らかな光沢をもち、
原始の時代から装飾品やお守り、貨弊として
用いられてきた宝貝。
こどものときから海で殻を見つけると
うれしかった宝貝。
調べてみたら、「ハツユキダカラ初雪宝」みたい。
手に取って観察してみた。
裏側はこんな風。足の部分はやっぱり貝で、サザエかトコブシのよう。

水そうに入れてしばらく見ていたら、
動揺がおさまったのか、リラックスして口を伸ばしはじめました。
おぉー!!!リップは、リップだけはあざやかなオレンジ!

きれいなような〜きもちわるいような〜・・・。
タカラガイはネーミングがおもしろい。
ニッポンダカラ(日本だから!)とか、
ヤワハダダカラ(柔肌だから)とか、
オトメダカラ(乙女だから)とか。
サバダカラ(鯖だから)があるかと思えば、
こっちはホンサバダカラ(本鯖だから)とか言ってるし、
キムスメダカラ(生娘だから)って言うかと思えば、
ウブダカラ(初だから)だって。
タカラガイおもしろーい(あきざる)。
【タカラガイ宝貝Memo】
タコやイカなんかと同じ軟体動物。
タカラガイ科の海にすむ巻貝。
世界中の熱帯から亜熱帯の海に分布するらしいが、
特に、インド洋と太平洋の潮間帯から水深500mに
かけて多く生息するらしい。
以前、国立民族博物館で、
タカラガイを使った太平洋の島の儀式用の
巨大なお面を見たことがある。

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