2011年11月14日

赤い誘惑



この時期、自然の中では赤が目立つ。

ピンクっぽいクサギのガクの赤。
R0014609.jpg

ペンキのようにベタッとした
ピラカンサ(トキワサンザシ)の赤。
R0014816.jpg

黄色味のある半透明なイチイの赤。
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赤い実をつける植物は多い。

ナンテン、アオキ、センリョウ、マンリョウ、
ハナミズキにヤマボウシ、サンシュユにサンゴジュ…
たくさん。

そこには動けない植物の意志がある。
次の世代で勢力を広げようと
種子を遠くにばらまきたい。

そこで、鳥や哺乳類の目においしそうに写る
赤い実をタネの周りに用意する。
実は食べてもらって
硬かったり小さかったりするタネは
うんちと一緒にまかれる。

果実を食べる動物は、タネを遠くへ運んで
肥料(うんち)と一緒に蒔く農夫。

ちなみにクサギは、
藍色の実と赤いガクの派手なコントラストで
実の存在をアピールしてる。

ちなみにちなみに、イチイの赤い実は人間が食べても
甘くておいしい。ただ、中のタネは毒があるから食べちゃダメ。

植物の赤い誘惑は、私にとっても魅力的。
ついつい収穫してしまう。
ただ飾っておくだけだから、
植物にとっては期待はずれ。(あきざる)


【動物の目Memo】
鳥や哺乳類、昆虫などなど、生き物の目が
人間と同じようにカラフルに見えるとは限らない。
鳥は赤い色によく反応する。
サルは、赤く熟した実を目視で判別する。
昆虫は人間の目には見えない紫外線を見ることができる。
植物はそういうことをよく知っていて、利用する。
花の時期、昆虫に花粉を運んで欲しい多くの植物の花を
紫外線撮影してみると、花の中心(蜜のありか)が
濃く見える。鳥に来て欲しい花は赤い色をしていることが多い。
ツバキはその代表。メジロやヒヨドリがよく来る。
果実の時期、タネの準備ができたら、まわりの果実を赤くする。
鳥用にはハナミズキやピラカンサのような小さい実を
動物用にはカキのように大きい実を。



ラベル:植物 木の実 紅葉
posted by 染井六 at 11:38| 東京 ☁| Comment(4) | 植物 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ムボボボボッ!!!べぇべぇ〜〜〜!

「ボクのうちの方では、今頃になると(サルトリイバラ)の実が赤くなります。クリスマスリースの飾りに良く使われています。その葉っぱは(かからだんご)を包む材料にもします。」と、言ってます。茶夛父
Posted by チャタ at 2011年11月14日 14:25
茶夛父さんへ、

ヤギ語はずいぶん短い音で
詳しい話ができるのね。

かからだんごってなになに!
Posted by 染井六 at 2011年11月14日 19:27
ンポンポポンッポン!!(茶夛父)

「あくまき」や「ちまき」「ささだんご」など植物の葉を利用する物がいろりいろと有りますよね?その一つです。
九州だけにしか無いのかなぁ〜?あんこが入ったお餅?を2枚の葉で挟んで蒸した物です。葉っぱって、凄い!!
と、言ってます(チャタ)
Posted by チャタ at 2011年11月15日 10:39
おー今回も短い音だけど
長いこと言ってらっしゃいますね。

ふむふむ。私は世間様のことあまり
知らないので初めて聞きました!
サルトリイバラの葉っぱを使うのにも
意味があるのでしょうねー。
植物おもしろいー。
Posted by 染井六 at 2011年11月15日 11:39
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