こんにちは。
先月はブログの更新が滞ってしまいました・・・反省。
さて、新刊のご紹介です。
『青い生きもの図鑑』(河出書房新社)

『黄色い生きもの図鑑』(河出書房新社)

生きものを色ごとに分け、1冊にまとめて紹介するシリーズ。
色鮮やかな生きものたちのビジュアルに、色にまつわる解説を添えた、
写真集としても生きもの図鑑としても楽しめるビジュアルブックです。
監修は元上野動物園園長の小宮輝之先生。
デザイナーは今話題の書籍
『きらめく甲虫』(丸山宗利・ネイチャー&サイエンス/幻冬舎)
と同じ鷹觜麻衣子さん。
スッキリと洗練されたデザインで、
生きもの美しさを最大限に引き出してくれます。
少しだけ中身紹介。

青い生きもの目次

黄色い生きもの目次
写真がアイコン的に並んでる目次を見るだけでも楽しいです。

ハジロオーストラリアムシクイ
つやつやきれいなコバルトブルー、まさに幸せの青い鳥。
小さなくて丸っこい体に尾っぽがピンッと立っててかわいいのです。
ちなみに青いのはオスだけで、メスは淡い褐色です。

ハナヒゲウツボ
ハナヒゲウツボはオスからメスへと性転換する魚。
体色が鮮やかな瑠璃色の頃はオスです。
もっと体が大きくなるとメスに性転換して、黄色に変化するのです。
鼻先から出ているヒラヒラした突起が名前の由来。

アルプスイモリ
まだら模様がおしゃれなヨーロッパのイモリ。
繁殖期になると、オスの背中がきれいな青い色になり、
おめかしをしてメスを誘います。
アオジタトカゲ
オーストラリアにいる、ずんぐりむっくりしたトカゲ。
危機が迫ると口をパカッと開けて
真っ青な下をベーッと見せて敵をビビらせます。

マツゲハブ
目の上にまつ毛っぽい鱗の突起があるヘビです。
体色は環境に左右されるといわれ、個体によって色は多様です。
特にこの黄色い色のものが美しく、
スペイン語で「キラキラした」という意味の「オロベル」とよばれています。

バナナナメクジ
ほんとにバナナみたいな、北アメリカの大きくて黄色いナメクジです。
森でこんなのに出会ったら・・・すごく楽しいですねー。
茶色っぽいものや、黄色と茶色のまだら模様のものなどもいます。
コダママイマイ
「世界一美しいカタツムリ」とも評される、色鮮やかなカタツムリです。
キューバの固有種で、植物につくカビを食べるので、
コーヒー農園に雇われてせっせとカビを食べています。
なぜ、生きものたちは、こんなにもすばらしい色を宿しているのか。
色彩豊かな生きものたちの写真を楽しみながら、
みなさんもぜひ、生きものの色の世界を想像してみてください。
青と黄色に加えて、8月半ばには
『赤い生きもの図鑑』『白い生きもの図鑑』も発売しますので!
書店で見つけたら、ぜひぜひお手にとってご覧下さいませ。
小社HPはこちら→http://nature-and-science.com/
amazonはこちら→http://www.amazon.co.jp/dp/430925327X
http://www.amazon.co.jp/dp/4309253288

こんなパネル展をしてくれている書店さんもあります。
(こちらはブックファースト新宿店)

『きらめく甲虫』と仲よく並んでいることも多いですー。