こんにちは!
先日、
『青い生きもの図鑑』『黄色い生きもの図鑑』を紹介しましたが、
http://nature-ed.seesaa.net/article/423750497.html今日はその続刊のご案内です。
『赤い生きもの図鑑』(河出書房新社)
『白い生きもの図鑑』(河出書房新社)
生きものを色ごとに分け、1冊にまとめて紹介するシリーズ。
色鮮やかな生きものたちのビジュアルに、色にまつわる解説を添えた、
写真集としても生きもの図鑑としても楽しめるビジュアルブックです。青、黄色と同じく、監修は監修は元上野動物園園長の小宮輝之先生。
デザイナーは
『きらめく甲虫』『ツノゼミ』(幻冬舎)などを手がけた鷹觜麻衣子さん。
ではでは、中身紹介。
赤い生きもの目次
白い生きもの目次見開き完結なので、好きなページから読んでね。
オウギタイランチョウ額の真っ赤な扇をパッカーと開いてメスにアピールしたり、敵を威嚇したり。
扇が必要ないときは細長くたたんで寝かすことができ、普段は目立ちません。
これはオスですが、メスも黄色っぽい色の扇をもっています。
ハゲウアカリ森の妖怪のような奇妙な出で立ちですが、サルのなかま。
怒っているわけではなく、普段から真っ赤な顔をしています。
この赤い顔、具合が悪くなると、色が褪せて青白っぽくなるんです。
レディーバードスパイダーテントウムシ(英名レディーバード)を背負ったような、1p前後のクモ。
オスだけがこの模様で、メスは黒いんです。
オスは成熟すると家族の巣から離れてお嫁さんを探す旅に出ますが、
テントウムシ(じつは苦い毒をもつ)の姿で、身を守っているのかもしれません。
シロヘラコウモリ白玉みたいな丸っこい姿でかわいいコウモリ。
大きな葉の下で、オス1匹、メスいっぱいの群れでくらします。
体が黒いと葉っぱ越しに濃いシルエットができてしまいますが、
白だとシルエットがあまり目立たずに敵に見つかりにくいのです。
ガラスカイメンガラス細工やレースのような、繊細なつくりの体をもちます。
実際にガラス質を含んでいるので、透き通った白をしています。
カイメンはもっとも原始的な動物で、天然スポンジの材料になります。
ボウズハゲギス南極海にくらす魚で、冷たい海でも体液が凍らない仕組みをもちます。
血液にヘモグロビンが含まれないため、外見だけでなく
血液や筋肉など体の中から白く、究極に真っ白な魚といえます。
ホライモリ地下水の流れる洞窟にくらし、日に当たらないため白い体です。
ただし体内の血液などが透けて見えるため、ほんのりピンク色。
暗闇でくらすため目が退化していて、オスは匂いでメスにアピールします。
これで4冊揃いましたー。
お店で見かけたら、ぜひお手に取ってご覧下さい。
生きものたちの色のパワーに圧倒されます。
ぜひぜひ、ぜひぜひ(`・ω・´)ノ小社HPはこちら→
http://nature-and-science.com/Amazonはこちら→
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posted by 染井六 at 12:38| 東京 ☀|
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